活性酸素が人間の体に与えるダメージは相当のものらしく生活習慣病やがんなど深刻な現代病を引き起こす元になるのが活性酸素であるといわれています。また、活性酸素こそが老化の原因だという説もあります。切り口が茶色に変色したリンゴ、酸っぱくなったワイン、金属のサビ・・・活性酸素が危険なのは、「身体を酸化させる」=「サビつかせる」からです。 活性酸素は、体内に侵入する細菌を撃退する免疫システムとして重要な役割を果たしており、白血球やマクロファージが細菌を攻撃する際に使われますが、時に細胞内の脂質やタンパク質、DNAなどを酸化させてしまうことがあります。 脂質が酸化されると過酸化脂質に、DNAが酸化されると遺伝情報が乱れ、タンパク質は性質が変化されるため、細胞組織の機能が低下し、老化や病気の原因になります |
人間は摂取した食物を酸素を使って分解し(=酸化作用)エネルギーを得るという生命代謝を営んでいますが、その時に一種の燃えカスとして発生してしまうのが活性酸素です。呼吸によって体内に取り入れられた酸素は、エネルギーを作り出す代謝の過程で極めて不安定な状態になり、近くにある物質と結合しようとしますが、このときの酸素は大変酸化力が強く、これが活性酸素と呼ばれるのです。 1.肥満やストレス 3.排気ガス自動車の排ガスには様々な有害物質が含まれています。窒素酸化物(NOx)は脂質を酸化させて過酸化脂質をつくり、粒子状物質(PM)は活性酸素の強力な発生源です。 4.水道水水道水には様々な物質が微量ですが溶け込んでおり、塩素と有機物質が反応して発生するトリハロメタンは活性酸素を発生させる物質です。 5.タバコ 6.紫外線紫外線は酸素分子を酸素原子に変えます。酸素原子は水と反応するとヒドロキシラジカルという強力な活性酸素に変化します。 7.激しい運動の直後 8.ダイオキシン、電磁波などの環境要因 |